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2022.03.05 杜の宮市

メインの絵画は、内田新哉氏に…杜の宮市 re:20th.

ミヤイチ的メインモチーフ

 杜の宮市では2001年の初回からずっと、その年ごとのメインとなるモチーフ(絵画など)の提供を、一人(一組)のアーチストにお願いしてきました。お借りしたモチーフをベースに、チラシやポスター、パンフレットや手ぬぐい、バッジなどへ展開しています。

 2022年の「杜の宮市re:20th.」では、そのモチーフを内田新哉さんにお願いすることとなりました。

内田新哉 公式ホームページ
https://uchida-shinya.net/

 多くの方は、内田さんの絵に「見たことあるナ」という既視感があるでしょう。リアルからネットまで様々な媒体で、あるいは全国の様々な場所で、出会う機会が多い内田さんの作品です。

 今回、内田さんへのお願いには特別な意味合いと経緯があります。


内田さんとミヤイチ

 内田さんは、杜の宮市のスタッフFさんと個人的に繋がりがあるということもあって、2019年5月5日の第19回杜の宮市に、ゲストアーチストとして参加していただきました。

 「杜のアトリエ in オリナス2」という企画に、これまた杜の宮市とは縁深い鯉江あかねさん本人とその作品を連れて登場。会場には超巨大な桜の木の絵が飾られ、子どもを素材としたワークショップも開催され、内田ワールドが会場いっぱいに広がりました。桜の木の絵は、内田さんが講師を務める豊ヶ岡学園の生徒たちが中心となって描いたものです。杜の宮市スタッフ数人も同学園へ訪問、見学しつつ作製にも参加しました。

2019年5月5日 杜のアトリエ in オリナス2

 後に知ることとなるのですが、こうした一宮との交流や出会いや体験から2019年当時、内田さんは一枚の絵を描いていました。杜の宮市の誕生の場であり、地域のシンボルでもある「尾張国一宮真清田神社」(ますみだじんじゃ)を題材とした作品です。


コロナを越えて、繋がる未来を

 2020年5月には20年目の記念すべき「第20回杜の宮市」は、一宮駅前の銀座通の全面を歩行者天国として開催する予定でしたが、コロナ禍の動向を見て2月に中止としました。

 その銀座通には絵本作家なんのさわこさんのアマビエのイラストを入れた黄色いフラグを120枚飾りました。「コロナを越えて、繋がる未来を」というメッセージを添えて。

 2020年11月からは、ウイズコロナに対応した小さな杜の宮市である「まちの宮市」を、ほぼ毎月実験としても開催しながら、社会のようすを見続けました。2021年12月、様々な要素が重なり、まとまり、翌2022年「杜の宮市」の開催を2年ぶりに目指すこととなりました。

2020年5月3日 アマビエのフラッグ設置

杜の宮市 re:20th.

 今年2022年5月4日の開催を目指すこととなった杜の宮市は、「杜の宮市 re:20th.」と表現しています。2020年に中止とした第20回を踏まえ、2年の歳月を越えて、“もう一度” “再スタート” “再起動” “再挑戦” “再誕生” といった様々な意味をこめた「re」です。

 この特別な意味を持つ「杜の宮市 re:20th.」に向けて私たちは再度、内田さんにお願いをしました。今回はゲストアーチストでなく、メインとなるモチーフの提供をお願いするものです。

 2019年に描かれた、真清田神社が題材となった内田さんの絵。それは真清田神社を題材としつつ、この国の誰の心の中にもある神社の建物や杜のようすが、郷愁ある原風景、心象風景へと昇華された作品です。私たちはこの絵に「re:20th.」の夢を託しました。内田さんは私たちの願いを快く承諾してくださいました。

 内田さんとの出会い、豊ヶ丘学園、鯉江さん、オリナス一宮、コロナ禍、まちの宮市、スタッフ・・・平和だった2019年、二度とあってほしくないこの2年の時間、戦争。

 コロナを越えて、繋がる未来を。

 文化と交流を一宮のまちなかに重ね、残り364日の多様な循環の源をつくろうとしてきた杜の宮市の、22年目の挑戦。

 「杜の宮市 re:20th」は、この美しいたおやかな一枚の絵に様々な想いを埋め込みながら、一つ一つ丁寧に組み立て、開催していきます。

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